西洋の木版画
・・・国際版画美術館から
木版画といえば、日本の浮世絵。
ちょうど国際版画美術館で<西洋のもの>が展示されてると知って、出かけた。
以前から興味を持っていたアルブレヒト・デューラーの作品もあるので。
写真撮影も一部を除いてOKなので、拙い撮り方だが、撮影(電池切れで後半撮れず)。
西洋の木版画は、グーテンベルクの活版印刷術により、日本と違った発展を遂げた。
日本では水性の墨と絵具により手作業で、西洋では油性インクとプレス機で。
アルブレヒト・デューラーの作品が、木版画制作の頂点となったという。
1498年に出版した「黙示録」(全16葉)は表に木版画、裏に聖書の文章を記載する。
下、デューラーの「黙示録」より、「四人の騎者」。素晴らしい!
その後、西洋では銅版やリトグラフが盛んになり、一時木版は廃れた。
だたし、<民衆版画>という一般庶民向けの木版画は残っていた。
聖ステパノ :庶民向け民衆版画。
聖人殉教するまでの絵と文字の説明があり、中央の聖ステパノが祈りの対象。
ところで、木版画は、<小口(こぐち)>木版の技法により復活する。
小口木版説明
展示には、デューラーとともに興味のあった、小口木版のギュスターヴ・ドレの挿絵もあった。
下、ギュスターヴ・ドレ「神曲 煉獄編」より、「鷲(ダンテの夢)」
同じギュスターヴ・ドレの作品「神曲 地獄編」より「暗い森の入口のダンテ」
さまよえるダンテ?
また、多色刷りでは、リチャード・ドイル原画、エドマンド・エヴァンス刻の「妖精の国で」。
なんとも可愛らしい絵本、かつ繊細な色彩が。
さらに、現代画家のポール・ゴーギャンの「ノアノア(かぐわしい)」や、
ヴァシリィ・カンディンスキーの「響」より、もあった。
ノアノア
響
最後に、日本の現代画家でも、<小口木版>を用いる画家がいる。
日本小口木版説明
下、小林敬生作「蘇生の刻 緑の星B」。大作だ!