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  ネットサーファーとの通信
    近年、FacebookやTwitterがあって、
    個人のHPは流行っていないのかな?
    2000年頃はネットサーフィンがあった。

   ロシアの旅関係でお二人を掲載した。
    ようこさんの娘さんへのリンク

    たかはしさんとようこさんの娘さん


 たかはしさんから

 ロシア紀行、大変興味深く拝読いたしました。
 私もロシア文学は好きな方です。
 ロシアという国にも一度は是非尋ねてみたいと思っております。
 メディアでしかロシアの姿を知る手段しかありませんが、
 実際にその国を訪れられました方の生のレポートはまた格別です。
 私はアメリカに住んでおりますが、
 3月にシカゴで”1000年間のロシア秘宝 ”の展示会を
 見るチャンスがありました。
 
 布に描かれたイコン、
 500個近いダイヤがちりばめられた
 キャサリン王妃が身につけたというペンダント、
 1904、5年(?)のシベリア鉄道開通記念に
 ロマノフ王朝が造らせたという宝石をちりばめたイースタエッグ、
 ロシア正教最高司祭が身につけたという宗教アクセサリなどなど、、。

 それらはまるで宝石が
 そこら辺の地面に転がっている石を拾ってきたかのような
 大きなサイズのルビー、エメラルド、ダイヤモンド、、などで出来ておりました。
 宝石、権力、特権階級の昔のロシア社会を想像しました。

 ロシア、ロシア人、私にとってはどこか神秘的でつかみ所がない? といった方が、
 いいえ、彼らがどんな民族でどんな国なのだろうか、、、。
 ロシア人、もしかして内気な国民なのでしょうか?
 もしそうだとしますと、
 きっとあの雪にと出された気候もきっと関係しているのかなと思います。
 私は人間の顔の表情と気候は関係があると思っております。
 それゆえに彼らにとっては宗教も心のよりどころとなって
 いまだに人々の心の中で育んで行っているのではないでしょうか?

 また、その素晴らしい美術品、工芸品をつくりだしたロシア人の
 日本的に言えば職人がたきの腕にも感服いたしました。
 モンゴルに統治されておりました時代の作品も何点かありました。
 主に銀で出来ており、動物などをかたずった指輪、コップ、冠、ナイフなどでした。


  たかはしさんへ

 ロシア紀行への書き込みありがとうございます。
 かつてドストエフスキー愛好者であった私が、
 30年以上たってロシア・サンクトペテルブルグを旅し、
 ラスコルニコフの下宿探しを試みたのです。
 帝政末期のロシアとソ連崩壊後のロシアが
 どれぐらいマッチしてるかわかりませんが、
 (下町)センナヤ広場の雑踏からイメージはふくらみ、
 私の想像力ではタイムカプセルでトリップしたようです。

 最近、ペトロパブロフスク要塞の教会に埋葬されたニコライ2世の遺骨は、
 DNA鑑定の結果、偽物であったという記事が新聞に載っていました。
 (これは日本人科学者による鑑定。ロシアでは同鑑定で遺骨は本物として埋葬)
 アメリカ在住のたかはしさん、
 ロシア関係の記事で興味あるものをメールで送ってください。

 ロマノフ王朝の財宝は、
 クレムリンの武器庫にふんだんに展示されていました。
 目がクルクル回るぐらい。富の集中・集積の様がわかります。
 今だ私にとっての謎は、大戦で廃墟になったはずのレニングラードが、
 (現、サンクトペテルブルグ)
 ラスコリニコフの下宿探しができるほど修復されたのかどうか。

 修復(文字通り復元する意思)、
 例えば、周知のポーランド・ワルシャワのように
 街区一つ一つの復元が行われたというのだろうか、ということです。
 しかも、ドフトエフスキーの時代にタイムトリップして、どのぐらい。
 ともかく、エカテリーナ宮殿の完全な修復・復元の意思から推測して、
 汎ヨーロッパ的意思のあり方
 (例えば、ドイツ・ドレスデンの教会は修復中で、
  何十年かけてもやってしまおうという)に、
 私は非常な感銘を受けたのです。

 日本では、完全修復・復元をやったという建造物の例があるでしょうか、
 むしろ、
 「昔を偲んで(かつての栄華を想像力に委ねて)」という例が多い。
 今フッと浮かんだのは、宇治・平等院を完全復元したらどうかといこと。
 あそこなら、復元資料が結構あるのでは。
 以上、雑ぱくな文になりましたが、
 たかはしさん、今後ともよろしく。


 たかはしさんから
 シカゴのダウンタウンにあるシカゴ美術館から
 歩いて3分もかからない場所にロシアレストランがありますが、
 ロシアレストランにはいたのは
 渋谷のロシアレストランにはいて以来?十年ぶり。
 バックグランドミュージックに
 日本でもおなじみの ”カチュシャ”を聴き、
 ロシア料理のピロシキ、ストログノフ、黒パン、紅茶をのみながら、
 ふと、ロシア人達の生活ぶりを想像したりしました。
 レストランの人の話によりますと、
 カチューシャは軍隊歌とか。
 ピロシキは渋谷で食べたピロシキに軍配は上がり。

 話は変りまして、最近アラスカ州にはロシア人移民が多いそうです。
 カリフォルニア州にもロシア人移民は多い。
 知人のフィインランド人によりますと、
 彼女の国にロシア人が職を求めて大勢やってくるそうです。

 それから、ロシア海軍・軍属の新聞記者が
 ロシアが日本海に産業廃棄物を捨てていた事を
 暴露した記事を書いた為に刑務所に入れられ、
 アメリカの報道陣達が彼の釈放を求めている記事を読みましたが、
 その後、彼はどうなったのはわかりません。

 ゴルバチョフともとレーニングランド(今のサンクトペトルブルグですか?)の市長が
 新しいロシアの政治形態、社会民主主義をと頑張っているようですが、
 まだまだ国民がそれを受け入れるには時間がかかるでしょうということです。
 いずれにせよ、
 ロシア国民が幸せに、平和に暮せる国つくりをしてほしいですね。

 ところで、いつも思う事、
 それはなぜ日本人はロシア文学が好きなんでしょうか?
 最近、私も久しぶりにビデオレンタル店で ”罪と罰 ”を借りてきてみました。
 何度見ても人間の心理、行動ついて考えさせられ文学です。
 時代がラスコルニコフを生み出したのでしょうか?
 時代といいますと、
 ビクトリアユーゴの小説 ”レ、ミゼラプル ”の主人公、
 貧しいがゆえにパンを盗んだジャンバルジャンを思い出します。
 彼もまた、宗教によって救われるのですね。
 それに比べ、日本人の宗教心は?



 ようこさんの娘さんから

 はじめまして、ようこの娘です。
 ロシア紀行をとても懐かしく拝読いたしました。
 わたしは1995~1996年にモスクワにある
 ロシア自動車工科大学にロシア語留学をしていました。
 ホームスティをしていましたので
 色々な日露お米問題勃発事件、
 週一シャワー事件などがあり
 今でも思い出すと凄くいい経験をしたなーと思います。

 最近テレビを見ていてショックを受けたのが、
 ジェトンがなくなりモスクワのメトロもカードになったということです。
 私としてはあの子供のおもちゃのお金のようなジェトンで
 ずっといてほしかったなーということです。
 また何年か後母と2人で今度はシベリア鉄道に乗って
 ロシア横断旅行にでも行けたらと思いますが・・・
 (白夜は興奮して眠れなかったですよ)

 話は変わりますが3日前まで北海道に住んでいて
 稚内では蟹の輸入業者で働いていました、
 ロシア人との関わりが毎日あり楽しくもあり驚きの連続でした。
 ロシア人は気難しいとか笑わないとかのイメージがあると思いますが
 全然違いますよね?

 コメディの映画等見たら腹を抱えて笑えますし
 まじめな顔して冗談なんか言うので
 そのギャップでまたおかしかったりするのです、
 幸せの鳩という題名のコメディ映画があるのですが
 ダビングしてお見せしたいぐらいですが
 なにせカセットが日本と違うので自宅でも見れないのが残念です。
 ロシア人の笑いに対するセンスを皆さんに知ってほしいのですがねー
 ちょっと無理かな・・・それではまた。


  ようこさんの娘さんへ

 全くロシア語を解しない私ですが、
 笑い・ユーモアに富んだロシア人というイメージはわかります。
 厳しい体制のなかでも、「アネクドート」を交わす、という。
 (ソット友人に近寄りコソッと耳打ちして、お互いにニコッと笑う合う)

 ロシア人とは私のイメージでは、ラスコリニコフの気難しさと、
 笑い・ユーモアが同居する人々で、
 ウオッカ(私はロシア旅行後、飲んでいました)がその中心にあると思います。
 飲んでポロリと本音を吐くのは万国共通でしょうか?。

 ジェトンがなくなった。残念です。
 メトロでジェトンを入れたつもりで改札を進もうとした私はダメで、
 改札のおばさん(典型的なロシア婦人)がジェトンが
 途中でからまっているのを直してくれてました。
 ロシアでもギスギスした合理化(人件費節約)の時代になったのでしょうか。
 駅員さんも見かけないわが日本と
 ロシアは同じになって欲しくないというの言い過ぎでしょうか?

 満天の星空を見上げつつシベリア鉄道の旅、いいですネ


 ようこさんの娘さんから

 以前私はテレビで見たとおり
 モスクワのメトロからジェトンがなくなったとの情報を書いたと思うのですが、
 ホ-ムステイをしていた時のママに電話をして聞いてみたところ
 そんな話は聞いたことがないと言われてしまい
 もしかしたら間違いだったかもしれません。
 確かにテレビではカ-ドになっていたのですが
 ジェトンも同じくして扱っているのかもしれません。
 ごめんなさい・・・


  ようこさんの娘さんへ

 ジェトンが健在とはうれしいニュースです。
 改札のおばさんも健在かなァ~。
 私(たち)がラスコリニコフの下宿を探していたときの
 「あの親切なおばさん」も健在だと確信しているのですが。

 私にとってとにかくロシアは幻想的、
 しかもドフトエフスキーの世界へ誘ってくれる。
 ドフト氏の『カマラーゾフの兄弟』『罪と罰』など、
 ロシアの庶民の生活・感情を描いた作品に何か惹かれる
 私(自分)は何なのだろう?と不思議なのです。
 『戦争と平和』のトルストイが好きという人々とどうも違うらしい...



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