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棲息者たち
・・庭に棲息するか、やって来た小動物たち。
1,セミの抜け殻
珍しいものを発見。
セミの抜け殻が、わが家の出窓の壁にあった。
昨夜の雨の中、地中から這い出してきたのか、
出窓の壁まで登り羽化したらしい。
今の我が家に住みついてから、
こんな状況でセミの抜け殻を見つけるなんて
初めてのことだ!
セミの幼虫は、6,7年地中で過ごし
地上に這い上がるという。
残念ながら羽化する様子は見られなかったが、
こんな経験は滅多にないに違いない。
それで、抜け殻を丁重に保存することにした。
2、トカゲ
また、わが家の住人には、トカゲもいる。
今までさっと逃げてシャッターチャンス無かったのに、
今度は何故か逃げない。
シジュウカラほどじゃないけど、
我が存在を無視するかのよう。
晴れると庭に顔を出す。日なたぼっこ?
やっぱり陽気のせいで毎日のように、
<日なたぼっこ>のつもりか出てくるようになった。
中トカゲ
最近、小さなトカゲを見た。
大きなトカゲと、中ぐらいのトカゲはしばし見かけていたが、
彼は3世代なのか、よく分からない。、
そうするとトカゲは単性生殖?
そして、庭には彼らの食料はあるのだろうか?
中トカゲが何かの虫をかじっているのを見かけた。
また、一度小トカゲがスルッ、スルと庭を通り
外に抜け出すようであった。
食料を求めてか?
最近、さらに小さなトカゲが
チョロチョロ動いてるのを見た。
そうすると、第4世代の子トカゲか?
わが庭には、よほど外敵もなく。
トカゲ一家は平和に棲息している、良かった。
3、バッタ
写真のバッタは背中にもう一匹います。親子バッタでしょうか?
*友達が教えてくれました。オンブバッタといって、
上に乗ってるのはオスだそうです。
ずいぶん大きさが違うなぁ。
4、ミミズ
先日、土曜日に久しぶりにどしゃ降り雨となった後、
晴れた庭の踏み石の上をヌメルように動く小さな生きものがいた。
ナメクジかな?と。一応調べると、ミミズだった。
ナメクジは、カタツムリの殻がないもので、頭に二本のツノがある。
ナメクジかミミズか区別できない私は、<しょうもないなぁ>と。
5、花
<昭和の日>の今日、手入れがずさんなわが<庭>で、
伸びた雑草の花を見ていた。
花は綺麗だと撮った写真。
つぼみはピンク色、雑草とはいえ花をつけて誇らしげだ。
6、アリ塚ならぬ<巣穴>
<梅雨明け>で、また庭を観察すると、
けっこう大きなアリの巣穴を発見した。
アリの出入を見ながら、アリたちの働きに感心する。
彼らは土を丸めて粒状にし、せっせと積み上げていくんだ。
人のピラミッド建設とどちらが優れているかなぁ。
<アリ塚>となれば、オオアリクイに食べられそうだが、
<巣穴>だからOKかも。
7、土偶ならぬ石偶
<縄文の旅>で縄文土器や土偶をたくさん見過ぎて、
似たものが目につく。
妙な具合な形の小石を見つけた。
何だかの亀が首を伸ばしているように見える。
また、首を尻尾と見れば、三葉虫みたいだ。
わが庭には、ひょっとして、何かの<化石>があるかも。
そういえば、隣の隣の男の子(五歳?)が<化石>を捜していた。
興味を持って庭の小石を見るようになって、
何かの形らしい石がないかと探したら。
何となく<カバかなぁ>と思う石があった。
上のカメと並べてみたら、カメにも見えるようになった。
下の写真のように、カメの親子にも見える。
あるいは、縄文の石器<握り棒>にも見えるかなぁ
8,セミとの一期一会
夏の盛り、赤トンボやセミが飛んでいる。
なかでもセミは、飛んでいたと思ったら落ちてしまう。
庭でセミの亡骸を見かけると、仰向けになっている。
落ちてバタバタしてると、仰向けになって動けなくなるのか。
コンクリのたたきに、仰向けになったセミを見つけて、
<ここじゃ>とつかもうとしたら羽をバタバタさせた。
まだ生きていたので、庭の土の上に乗せてやった。
そうすると、セミは生き返ったように動き始め、
しばらく見ているうちに庭の木までたどり着いた。
<おお、生き返ったか、セミを救助してやった>と。
また、庭に降りて、セミがどうしてるか、と見たら
何と木に登っていて、根元から30cmぐらい登っていた。
興味が湧いて、何度か見に行くと、
50cm、次いで70cm、さらに1mぐらいと。
しかも、単純に上へ上へと登るのではなく、
木の枝とか這い回るようで、どこにいるかとこっちは探す。
小鳥との<一期一会>もあったが、
このセミとも同じかなと思い、
死んだら庭に埋めてやろうと思う。
朝起きて、まだセミが木に留まっているか探したがいない。
ちょっと離れたコンクリのたたきで仰向けになっていた。
風で飛ばされたに違いない。
約束どおり、亡骸を土の中に埋葬した。
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