トップ
ヘラクレス
・・ギリシャ第一の英雄だが
ページ内リンク
結婚 死 12の功業
ゼウスと人間の女アルクメネの間に生まれる。
この地上にあまねく知られた英雄。
ゼウスの妻ヘラの恨みを買い、
さまざまな難行苦行を押しつけられてきたが、ことごとくはね返してきた。
誕生
ゼウスとアルクメネの交わり。
「ゼウスは、ある夜、
アンピュトリオンとアルクメネが組んずほぐれつ睦んだ後、
快く寝入っていると、こっそり地上に下り、
眠りの神ヒュプノスの助けを借りてアンピュトリオンの眠りを深くした。
ゼウスは、アンピュトリオンに変身して、
アルクメネに乗りかかり、一戦交える。
アルクメネの体は、夫との愛撫の余韻で火照っていたので、
彼女は悦んでゼウスの求めに応じた。
・・「ああ、すごいわ」とアルクメネは思わず高い声をあげた。
いつものアンピュトリオンのそれとは思えぬほど
奧の奧まで深々と充たし、息もつけない。
アルクメネの体は、ゼウスの巨大な陰茎が抜き差しすると、
その動きにつれてあたかも串刺しにされたかのように
あちらこちらと揺れ動いた。」
「ゼウスがアルクメネの口に自分の口を重ねて女の喘ぎを抑えようとしても、
彼女は激しく頭を振って叫びはじめ、
眠りの神ヒュプノスの魔法で熟睡しているはずの
アンピュトリオンも寝返りを打ったほどであった。
あられもなく身悶えする女が可愛くてたまらずに
ゼウスは、つい憚りを捨てて、
抜いては差し、抉っては回しと、我を忘れてマグワイした。
たて続けに絶頂に達したアルクメネはもう前後も分からず、
大波のような快美にのたうちまわった」
アルクメネは、夫アンピュトリオンとゼウスに愛されて双子を生む。
アンピュトリオンの子がイピクレス。
ゼウスとアルクメネの交わりから、ヘラクレス。
ゼウスの妻ヘラの恨みは深い。ヘラが一匹の大蛇を送り、
大蛇はアルクメネとその夫を殺すが、
赤ん坊のヘラクレスによって殺されてしまう。
ゼウスは赤ん坊のヘラクレスをヘラの良く通る道に捨てる。
通りかかったヘラは、赤ん坊がヘラクレスと知らず、乳房を吸わせる。
あまりに強く吸われてヘラが赤ん坊を引き離したとき、
ヘラの乳首から溢れた乳が迸り、それが天の川となったという。
また、ゼウスは「赤ん坊はヘラの乳を飲んだから、ヘラの養い子に違いない。
だからヘラクレスと名付けよう」と。
ヘラの嫉妬によるヘラクレスのさまざまな危険と苦難を予測して、
ヘラの霊力でもって彼を強めた。
ヘラクレスと兄イピクレスは、
伯父のミケーネ王エウリュステスに引き取られて成長する。
エウリュステス王は、成長したヘラクレスの逞しさを怖れ、
またヘラから疑心暗鬼を吹き込まれて、
自分の王座を奪われるのではないかと不安になり、
ヘラクレスを亡き者にしたいと思う。
他方、イピクレスは母アルクメネ譲りの美少年、
彼は美少年好みのエウリュステスに取り入り、寵愛されていた。
ヘラクレスはイピクレスと言い争い彼を殺してしまう。
エウリュステスは怒り、彼を殺すため難題をぶつける。
これがヘラクレスの12の冒険(功業)である。
12の冒険によって名声を得たヘラクレスは、
皆にちやほやされて、すっかり有頂天になっていた。
友人イピトスは彼を諫めるが、酔ったヘラクレスは彼を殺してしまう。
我に返ったヘラクレスはこの罪を贖うためにみずから他国の奴隷になる。
ヘラクレスの流刑地は、女王オンパレの統治する女ばかりの国であった。
アマゾン国が女戦士の国であるのに対して、
オンパレの統治する国は、女の武器で男たちを征服した。
思春期の初めから冒険に次ぐ冒険に追われたヘラクレスは童貞だった。
オンパレの侍女たちは、女の武器を思う存分揮いヘラクレスを打ち負かす。
最初の女が、しんねりと彼の股間をまさぐると、
その刺激だけで彼はあっけなく破裂した。顔に飛び散った白濁を侍女は拭い、
「いやだ、早すぎるわ」と。
「大丈夫よ、すぐに・・ほら」と別の女が
バラの香りの油を手の平に注ぎヘラクレスの陰茎に塗りたくり、
握って上下すると、またむくむくと首を擡げてくる。
「入るわと。熊男さん、良く味わってね」と、
女が股を拡げてヘラクレスに跨り
「大きいわねえ、入るかしら、くちびるがめくれて巻き込まれそうよ、
「ああ」と女がのけぞって呻くと、周囲の侍女たちは一斉に生唾を飲んだ。
ヘラクレスは、どうして良いか分からず、やたらと腰を突き上げた。
すると、ねっとりと熱い肉がまとわりつき、凶暴な欲望が彼を駆り立てるが、
抉っても貫いてもヌメヌメと柔らかいものが伸び縮んで絡み取り、
正体なくそれでいて、手足が痺れるような快感が広がる。
「独り占めなんてずるいわ」と、別な女がヘラクレスの顔に乗りかかる。
「舌を使ってよ、そう、先を細くして、チラチラときらめかせて舐めるのよ。」
結婚
やがてヘラクレスはアイトリアに来る。
アイトリアの王オイネウスの娘、デイアネイラは、
川の神アケオロスに求婚されている。
アケオロスは、とてつもない怪力の持ち主で、容貌醜く、
蛇や牡牛に変身する能力を持ち、粗暴な嫌われ者であった。
ヘラクレスは怪力でもって、牡牛に変身したアケオロスを絞め殺し、
デイアネイラに求婚する。
オイネウスにも祝福され、二人は結婚し、男の子をもうける。
しかし、ヘラクレスは、
会食の席で王の身内の青年を些細な口論で殺し、
王の怒りを買い、アイトリアを追われる。
ヘラクレス一家の放浪は3年間に及ぶ。
この間、毎夜、ヘラクレスはデイアネイラを愛する。
「妻のすんなり伸びた足、引き締まったウエスト、硬い小ぶりな乳房を、
ヘラクレスは優しく愛撫する。
指先で曲線をたどり、濡れた舌先で舐め、唇に力を入れて吸う。
ヘラクレスの前戯は、時に朝日が昇るまで続くことさえあり、
念入りに燃え立たせ、デイアネイラの花芯が熱く潤いきってから、
彼はおもむろに妻と体を合わせ、精を注ぎ込む。」
毎夜の営みに、デイアネイラの体は慣らせれ、花開いていった。
愛撫が待ちきれず、まだ日が落ちきらぬというのに、
デイアネイラは、夫の股間に手を伸ばし、そしていとおしそうに口に含み、
舌で丹念に愛撫する。それが脈打ち、そそり立つと、
デイアネイラは、自らの中に誘い、締め付ける。
ヘラクレスの動きに応え、デイアネイラの体は幾たびも震え、
反り返り、ぐったりと沈み込む。
旅の途中、エウエノス川にさしかかった。
この川では、上半身人間で下半身が馬のケンタウロス一族のネッソスが
渡し守をしている。
ヘラクレスは息子を肩に担ぎ、デイアネイラをネッソスに乗らせる。
デイアネイラを乗せたネッソスは、
彼女の柔らかい体と尻の感触で、欲情を催す。
彼女を乗せたままネッソスは、いきなりUターンした。
向こう岸に着いたヘラクレスは、驚いたデイアネイラの悲鳴を聞きつけ、
弓で毒矢を放つ。
毒矢を受けたネッソスは、死の間際に、デイアネイラにささやく。
「悪かった。あんたの夫が、他の女に心を移したら、
俺の流した血をヘラクレスの衣服に塗り込んで着せてみな。
そうすれば、必ずあんたの許に返ってくる。」
デイアネイラはネッソスのこの言葉を信じて、
そっと血をとり、小さな壺に入れておく。
ヘラクレス一家は、ギリシアの東、トラキスにたどり着く。
ヘラクレスは、王を助け、各地を征服し、捕虜と財宝を手に入れる。
戦地から流れる噂で、ヘラクレスが捕虜となった敵国の美しい王女イオレに
身の回りの世話をさせ、片時も離さない、と。
誤解して、嫉妬にさいなまれるデイアネイラは、
みるみる憔悴していった。
遠征先のヘラクレスから妻の許に使者が来る。
これまでの勝利をゼウスに感謝する祭典を行うために、儀式用の衣を求める。
夫の愛を取り戻すためと、デイアネイラは儀式用の衣に、
かつてのネッソスの血を塗りつける。
体を清め儀式の衣を身につけたヘラクレスは、たちまち激痛に襲われる。
布地に張り付いた皮膚は焼けただれ、膿んで腐り始める。
その腐食は毒に触れてない皮膚までに及び、
布を引き裂くと肉までが一緒に剥がれてしまう。
夫の苦しみを物陰から見ていたデイアネイラは、
ネッソスに欺かれたのだと知り、絶望して、木に首を括り死ぬ。
死
死期を悟ったヘラクレスは、部下に薪を積み上げさせ、
自らを生きながら火葬させる。
「私の命はこれで終わる。
だが、父ゼウスはきっと私をオリンポス山に引き上げ、
神々の仲間にしてくれるだろう。
だから、おまえたちも嘆くに当たらない」と。
火がつけられて、薪の山は轟音をあげて燃えさかり、
英雄の体は炎に包まれた。
そのとたん、晴天にもかかわらず、
火葬場の真上にひとむらの黒雲が湧き、雷鳴が轟く。
そして、黒雲の中から黄金色の稲妻が、激しく炎を吹き出す薪の山に射す。
それが消えた後には、炎も消え、ヘラクレスの遺体も無くなっていた。
ヘラクレスは、望み通りオリンポス山で神々の仲間になり、
不死の生命を与えられ、夜空にきらめく星座の中に宮殿を得た。
ヘラとも和解し、ゼウスとヘラの娘、青春の女神ヘベと結婚した、という。
12の功業(冒険)
ゼウスと人間の女アルクメネの子ヘラクレスは、
ヘラに母ともども憎まれた。
ヘラは、ヘラクレスが仕えたエウリュステウス王を通じて、
12の使命を命じた。彼は10年以上かけてこの使命を達した。
1)ネメアの獅子退治。
矢も棍棒もはね返す強靱な皮膚をもつ、ネメアの谷の獅子を退治して、
その皮を持ち帰ること。
ヘラクレスは、家畜を食い荒らす凶暴なこの怪物を素手で絞め殺す。
その後、獅子の爪でその皮を剥ぎ、頭を甲代わりに被り皮を身にまとい、
王の許に帰還した。
2)レルネのヒュドラ退治
レルネの沼に棲むヒュドラは、毒の息を吐き、9つの頭をもつ水蛇。
頭の1つは不死で、8つの頭は切ればそれぞれに2つの頭が生えてくる。
ヘラクレスは甥の手を借りて、8つの頭を切り落としてすぐさま、
その付け根を焼き、生えないようにして、不死の頭は地中に埋めた。
その後、彼はヒュドラの血に矢を浸し、毒矢をつくった。
3)ケリュネイアの鹿狩り
黄金の角と青銅の蹄をもつ、
ケリュネイア山に棲む牝鹿を生け捕りにすること。
ヘラクレスは1年間にわたってこの鹿を追い続け、
疲れ切ったところを捕らえる。
4)エリュマントス山の野猪狩り
凶暴で巨大なこの野猪は、山から下りてきて人間たちに害を及ぼす。
彼は、野猪を追い回して疲れさせ、網で生け捕りにした。
5)アウゲイアス王の牛小屋掃除
3千頭の牛がいるこの小屋は、
30年間1度も掃除したことがないので、糞尿にまみれている。
ヘラクレスは1日でこの牛小屋を掃除すること。
彼はこの難題を、アルペイオス川とペネイオス川の流れを小屋に引いて、
一挙に汚物を洗い流すことで達成した。
6)怪鳥スチュムパロス退治
スチュムパロス湖畔に棲む、
嘴も翼も爪もすべて鉄でできた怪鳥の群れは、
人肉が好物のため人々の恐怖の的であった。
ヘラクレスは、女神アテナにもらった真鍮のシンバルを鳴らして怪鳥を脅かし、
飛び立つところをヒュドラの毒を塗った矢で、ことごとく射殺した。
7)クレタ島の牡牛狩り
クレタ島のミノス王は、生贄用に巨大で美しい牡牛をポセイドンから貰うが、
牡牛が立派なため惜しくなって、病気にかかった貧弱な牡牛を生贄にした。
海神ポセイドンはこれに腹を立て、牡牛を凶暴にする。
牡牛はクレタ島のみならずギリシア本土中まで跳ね回って暴れ、
人々をパニックに陥れた。
ヘラクレスは、この牡牛を生け捕りにしてエウリュステウス王の許に連れて行く。
8)ディオメデスの人食い馬狩り
トラキアのディオメデス王は、
鼻の穴から火を噴き、人肉を食う4頭の牝馬を飼っていた。
ヘラクレスは、ディオメデスを捕らえてこの牝馬たちのまぐさ桶に放り込む。
王の体をガツガツ食った牝馬たちはおとなしくなり、彼に捕らえられた。
9)ヒッポリュテの帯入手
エウリュテウス王の娘のために、
女戦士だけの国アマゾンの女王ヒッポリュテの持つ<アレスの帯>を手に入れようとする。
最初は女王も好意的であったが、ヘラの邪魔が入ったため、
彼らの間に誤解が生じ、二人は戦うはめになる。
ヘラクレスは心ならずもヒッポリュテを殺し、
後ろめたい思いで<アレスの帯>を手に入れ帰還する。
10)ゲリュオンの牛狩り
1つの胴体に3頭分の首と足を持つアフリカのゲリュオン王は、
どう猛な赤牛の群れを所有し、これを番犬と巨人の牛飼いに守らせていた。
ヘラクレスは、棍棒で番犬を殴り殺し、牛飼いとゲリュオン王を毒矢で射殺し、
牛をエウリュステウス王の許に連れて行く。
後に、この牛たちはヘラへの捧げものとなる。
11)ヘスペリデスの黄金の林檎入手
黄金林檎は、ヘスペリデス(太陽が沈むところに住むニンフたち)と
龍のラドンが守る園にあった。
この園には、天空を支えるアトラスしか入れない。
アトラスはまた、ヘスペリデスの父でもあった。
ヘラクレスは、アトラスが林檎をとりに行っている間、
彼の代わって天空を支えた。林檎が手に入るとアトラスに天空を返した。
この黄金の林檎は、ヘラが他の女神たちから婚礼の祝いとして貰ったものである。
エウリュテウス王は林檎を手に入れたものの、
ヘラの怒りを畏れてヘラクレスに返す。
彼はこれをアテナに捧げるが、
結局アテナによってヘスペリデスの園に戻される。
12)ケルベロス狩り
冥界の凶暴な番犬ケルベロスを生け捕りにして
エウリュテウス王の許に連れて行くこと。
冥界の神ハデスは武器を使わないという条件で許可を与える。
ヘラクレスは、ネメアの獅子の皮だけを身にまとい、
噛みつかれて傷だらけになりながらも、
ケルベロスの頭を締め付け、ついに屈服させた。
冥界の番犬を渡された王は震え上がり、即座にヘラクレスに返した。
そこで、英雄はアテナにこれを捧げ、
アテナの手によって、ケルベロスは冥界に返された。
トップへ戻る