エナジー展2


 エナジー展1では<屏風絵>を掲載した。
 ここでは、<肉筆浮世絵>を載せてみよう。
 もちろん、実物はもっと鮮やかな色づかいで、見応えがある。
 絵師が精魂込めて一作のために丹念に制作したのだから。
 ここでは、一応<こうした図であった>と確認するだけになる。


 初めに、初公開という二作品を観よう。
 先ず、西川祐信作「女通玄図
 <瓢箪から駒>の故事による。

 仙人の通玄が遊女の姿で現れ酒をつぐが、
 なんと牛が飛び出して、相手が驚いた。
 駒(馬)が牛になってるのは不明らしい。

 


 次いで、勝川春章作「梅花二美人図
 おそらく恋文を書いていた娘が、近づいた母親に気づき、
 ハッと振り返る様子か。
 気品ある二人の姿。

 


 さらに、菱川師宣の「十二ヶ月風俗図巻」も見逃せないが、
 展示も一部分閲覧できるだけであった。
 下図は、「五月 端午」(部分)で、
 <端午の節句>か、子供たちが主役らしい。

 



 このエナジー展では、美人画が多く、どれも良いのだが、
 いくつかの作品をサムネイル形式で観てみよう。
 
 サムネイル