「明日の神話」
渋谷の井の頭線とJRの駅をつなぐ通路に、
岡本太郎の大作「明日の神話」が掲示されています。
下:中央
ビキニ環礁で第五福竜丸が被爆、久保山愛吉さんが亡くなりました。
岡本太郎は核被爆の悲惨さと核兵器・核戦争への警鐘を描き、
さらに明日への希望をも込めて、この大作を描いたのです。
この大作はメキシコで描かれた後、行方不明となり、やがて発見されて日本に戻りました。
「明日の神話」は、パブロ・ピカソの「ゲルニカ」を私に想い出させました。
*日本でも展示され、観た記憶がある。
ゲルニカ
ピカソは、ドイツ軍に空爆されたスペインの村を想い、
空襲の傷ましい犠牲への哀悼と戦争への怒りを描いたのでしょう。
岡本太郎はピカソと交流があり、
両者とも内心の憤りを芸術表現に見事に昇華していると想い、
私は感銘を受けました。
ピカソと
*福島原発事故、津波という大惨事について、
今の画家では、どなたか描いているでしょうか?