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  アイルランド旅行
   ・・2003年夏


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 アイルランド周遊


 



 ①08/17 (日)
 成田空港~~ロンドン(ヒースロー)~~ダブリン着20:25
 ブリテイタシュエアウェイズにて、ロンドン経由、アイルランドの首都ダブリンヘ。

 ②08/18 (月)
 ダブリン~~タラの丘~~ニューグレンジ~~ドロヘダ~~ベルフアスト着19:00
 北アイルランドの中心都市ベルファストヘ。
 途中
 ・ケルト王国(上王の宮廷)の遺構が残るタラの丘
  この丘はアイルランドを象徴するかのようだ。
  *映画「風と共に去りぬ」の前編最後に、
   スカーレット・オハラがまき直しのため故郷の<タラに帰ろう>と言う。
 ・ケルト以前、約5500年前の巨大古墳のある「ニューグレンジ」。
 ・かつてヴアイキングやノルマン人のアイルランド侵攻の拠点となり、
  クロムウエルによる虐殺で知られる港町「ドロヘダ」。
 ・アイルランドのキリスト教の特徴、<ケルト十字>で最も有名な「モナスターズボイス」。
 に立ち寄る。


 ③08/19 (火)
 北アイルランドはイギリス領。
 ベルファスト~~ジャイアンツ・コーズウェー~~ロンドン・デリ着18:00
 午前、ベルファスト市内観光。
 ・150年以上前に作られた植物園、プロテスタント教会のセント・アンズ聖堂、
  シテイ・ホール
 ・かつて造船業で繁栄した港(有名な豪華客船「タイタニック」の建造跡地)など。
 午後、巨人伝説の生まれた奇景(火成岩が露出するなど)「ジャイアンツ・コーズウェー」。

 ④08/20 (水)
 ロンドン・デリー~~ドネゴール~~スライゴ着16:00
 午前、ロンドン・デジーの市内観光。
  *カトリック教徒はロンドンデリーではなくデリーと言う。
 ・町の中心に残る宗教戦争の砦となった城壁(かつてのデリーの砦の跡)、
  中央広場、聖コラムズ大聖堂。
 ドネゴールでは、ケルト十字架が立ち並ぶフランシスカン修道院跡。
 詩人イエーツゆかりの地スライゴ。
 ・イエーツゆかりの品々を展示した博物館。

 <参考>ロンドン・デリもしくはデリーの城壁について。
  これは現代の北アイルランド問題でも
  1972年の「血の日曜日事件」など紛争の傷跡を残し、
  まだ問題解決に至っていないことを象徴している。
  現在も城壁の一角には英軍が駐留し、
  城壁外の対面するカトリック居住地区への監視カメラを配置。
  他方カトリック地区ではアパートの壁に
  「血の日曜日事件」など弾圧に抗議する壁画を描いている。


 ⑤08/21 (木)
 スライゴ~~コネリ地方~~コング~~ゴールウェイ着18:00
 ・山と湖の風景にとけこんだ「カイルモア修道院
  *この日は、強い風と雨で見学は不十分であった
 ・かつて大氷河群が創りあげた風景が広がる「コネマラ国立公園」
  同公園では遊歩道をハイキング。(約1時間)
 ・山と湖の風景にとけこんだ美しい景観のカイルモア修道院にも立ち寄る。
 ・映画「静かなる男」の舞台となったコリブ湖畔の美しい村「コング」
  一般に西部劇の「硬骨漢ぶり」しか知らないジョン・ウエイン
  そして、監督ジョン・フォードやモーリン・オハラが、
  アイルランド移民の子孫と知る。
  彼らは、我々にはわからない形で、
  <アイルランド魂>を演出・演技しているのか?


 ⑥08/22 (金)
 ゴールウェイ~~アラン諸島~~ゴールウェイ
 フエリーで、ヨーロツパ古代歴史の最大の謎のひとつとされるアラン諸島へ。
 着後、イニシュモア島の観光。
 ・昔の日時計や墓のある「聖キーラン修道院」、
 ・100m近い絶壁の上の遺跡「ドクーン・エンガス」。
 ・記録映画『アランの男』や司馬遼太郎の『愛蘭土紀行』に紹介されているように、
  全島花崗岩からなり、土がないという過酷な自然条件のなかで、
  島でどうして人は生きる(住み着く)のか?
  大西洋の荒波に翻弄されて死と隣り合わせの漁師(男)たち。
  <人間の不可思議な生き様>を象徴している。


 ⑦08/23 (土)
 ゴールウェイ~~バレン高原~~モハーの断崖~~アデア~~キラーニー着17:00
 ・長い年月が作り出した石灰石の丘陵が続くパレン高原を訪れ、巨人のテーブルを見学。
 ・そして、かつては要塞だったという高さ2 0 Omの絶壁、モハーの断崖に立ち寄る。
 ・その後、おとぎ話に出てくるようなかわいらしい村、アデアに立ち寄り、
 アイルランドで最も美しいといわれるケリー州の州都キラーニーヘ。


 ⑧08/24 (日)
 キラーニー~~リング・オブ・ケリー~~キラーニー
 終日、キラーニー近郊の観光。
 ・息をのむ美しさのリーン湖畔のロス城跡、
  クロムウエルによって最後に破壊されたという。
 ・緑の中のマクロス邸を徒歩と馬車でまわる。
  領主(大地主)のアイルランド貴族の典型的な邸宅「マクロス邸」。
  (アングロ・アイリッシュであって、ケルト・アイリッシュではない)
   *当時、イギリス・ヴィクトリア女王を招くため莫大な借金をした当主は
    のち破産して、領地と邸宅は転々、現在は国が管理する。
 ・その後、イベラ半島の入り組んだ海岸線が美しいリング・オブ・ケリーの観光。
  「貴婦人の眺め」と呼ばれる優稚な景勝地や山々、海岸線、湖などを巡る。
 ・昔のアイルランドの村を再現したボク・ビレッジにも立ち寄る。


 ⑨08/25 (月)
 キラーニー~~ブラーニー城~~ロック・オブ・カシェル~~ウオーターフオード
 ・伝説のブラーニーストーンで知られる名城ブラーニー城、
 ・岩上に残る巨大な教会の遺跡群で有名なロック・オブ・カシェルに立ち寄る。
  (昼食は、グルメの港町キンセールにてシーフード料理)


 ⑩08/26 (火)
 ウオーターフオード~~アボ力~~グレンダーロッホ~~ダブリン着18:00
 世界的に有名な<ウオーターフォードのクリスタル>工芸所
 そのクリスタルショールームを見学。
 ・途中、トーマス・ムーアの詩の舞台になった渓谷美が素晴らしいアボカ、
 ・7つの初期キリスト修道院群の残るグレンダーロツホ観光。
  *古代アイルランドの修道院を中心とした村落の形成・構造が理解できる。


 ⑪08/27 (水)
 ダブリン滞在(終日)。
 午前、ダブリン市内観光。
 ・アイルランドの守護聖人、聖パトリックを祭った聖パトリック大聖堂、
 ・アイルランド支配のイギリス総督府であったダブリン城、
 ・トリニテイ・カレッジのオールド・ライブラリー見学。
  8世紀に書かれたケルト美術の最高峰といわれる4福音書の写本
  「ケルズの書」がある。
 午後、自由時間。
 ・「タラのブローチ」などを収蔵する「アイルランド国立博物館」
 ・ダブリン郊外サンディコーヴの「マーテロ塔。
  ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』の冒頭の舞台となった
  (現在、ジョイス記念館)
 ・アイリッシュダンスショーの観覧やアイリッシュパブ訪問など。


 ⑫08/28 (木)
 ダブリン~~ロンドン(ヒースロー)~~機中泊
 ⑬08/29 (金)
 成田空港着11:25


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