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    実存哲学


  実存思想 :実存とは サルトルとハイデガー

  サルトル :生涯・著作・回想

  ハイデガー

  キルケゴール

  ニーチェ



  歴史的背景

 <応用科学の発展
 ベッセマーによる新しい製鉄法(1856年)
  安価で強靱な鋼鉄の大量生産
 産業部門の機械化、電気工業や化学工業の成立
  蒸気機関以外に、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジンなど
  石油による動力機関の発明、電気を動力として使用。

 電気機関車、自動車の製造、電話の発明、
 エジソンの白熱灯の発明
 ノーベルのダイナマイト発明(1867年)

 <工業国>
 イギリスだけではなく、フランス、イタリア、ベルギー、アメリカ合衆国、
 そしてドイツが仲間入り


 *)世紀末の頽廃の影と、
  機械文明による人々の大衆化現象起こり、
  すでにキルケゴールによる警告
  ショーペンハウアーの厭世主義
  ニーチェの警鐘


 <ドイツの発展>
 1871年 普仏戦争(1870年~)の勝利、
 ドイツ第2帝国(プロイセン、ホーエンツォレルン家)成立。
 宰相ビスマルク
  *)フランスから資源豊かなエルザス(アルザス)、
   ロートリンゲン(ロレーヌ)2州と、多額な賠償金獲得
 急速な資本主義の発達へ、
 先進国による植民地分割に後進ドイツが割り込む動き


 <第1次大戦
 1914年夏、ボスニアの首都サラエボでオーストリア皇太子暗殺
 7月28日、オーストリアがセルビアに宣戦布告、第1次大戦始まる。

 オーストリアを支援するドイツがロシア、フランスと戦端開き、
 イギリスがフランス側につき戦火拡大

 ドイツは短期決戦をもくろむが、東部戦線(ロシア)で勝利したものの
 西部戦線ではフランス軍に敗北、戦争1ヶ月後には戦線膠着状態となる。

 17年、アメリカ合衆国の参戦(中立国も参戦)により、
 ドイツ側に戦況不利、
 18年3月、ドイツ軍の西部戦線の大攻勢も失敗、
  9月ブルガリア、10月トルコ、11 月オーストリアの降伏

 18年11月11日
 ドイツ降伏、休戦条約調印。
  *)ドイツでは、10月、マクシミリアン内閣が
   アメリカと休戦交渉にはいるが、
    11月3日、キール軍港停泊中の海軍水兵の蜂起、
   革命運動が全国に広まり、皇帝ウィルヘルム2世の退位、オランダ亡命となり、
   新しい社会民主主義政府成立。


 <第1次大戦の被害(ヨーロッパへの打撃)>
 連合国・同盟国あわせて6千万人を越える兵力動員、九百万人戦死、
 二千万人以上が負傷。
  *)19世紀の戦争全体の犠牲者の2倍以上にあたる。
 一般市民、九百万人を越える犠牲、飢餓、インフルエンザ、虐殺など。
 物的損害、千八百億ドル、総戦費三千三百億ドル
  *直接戦費だけで、全交戦国平均国富の16%、同盟国だけで25%以上

 大量殺戮兵器 強力な火薬、巨大な大砲、
 機関銃、毒ガス、戦車、飛行機

 大消耗戦・総力戦
 前線ばかりでなく銃後(後方)でも大量動員、
 重税
  *)戦前には各国とも国民所得の10%内外だったが、
   戦勝国イギリス22%、敗戦国ドイツ25%以上
 物価騰貴率(戦争直前に対して)
 戦争直後にはイタリア250%、フランス227%、
  イギリス137%、ドイツ315%
 
 <ドイツのインフレ
   23年にはマルクはまったく無価値(戦前1マルクは25セント)。
   23年1月1ドル5万マルク、
    11月1ドル25億2千万マルク、切手1枚が5千万マルク




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